予想通り

相変わらず研究は停滞気味である。

参考文献を読んだり、時間を見つけては論文を書き足してはいるけれど、
睡眠と食事以外は原則研究に費やすことが可能であった博士課程とは違う。
院生時代に学会で、「研究出来るのは学生のうちだよ」と多くの
人たちに言われたとおりの生活を、ものの見事に実践中である。

今は時間があれば採点し、授業準備をし、院生指導をし、事務的な文書作成に
勤しむのダ。勿論これらは教育研究に密接に関連し、さらに上司の監督や
ノルマ等がないことを考えれば、サラリーマン時代とは比較にならないほど
前向きになれる仕事だ。
なので文句は言えないが、やはり論文を書いて世に問いたい衝動にかられる。

また、「大学教員は授業のない長期休暇で自分の研究をする」と
言われるけれど、それもその通りになりそうである。特に再来月には子供も
産まれている予定で、冷静に考えるとこれは院生→教員という身分の変化以上に
インパクトあることではなかろうか。

私の可処分時間は相対的に少なくなるばかりだが、
これからも必死の抵抗を試みたい。