若干修正

これまで(院生時代のように)積極的に助成機会等に応募してきたけれど、
最近それもどうかなと思い始めた。

というのもある団体の特別研究員に応募しようとしていたけれど、
仮に採択された場合、約10ヶ月間で100ページ程度の報告書を
書かなければならず、経費使途にも非常に細かい規定があることが判り、
よくよく立ち止まって熟考すると果たして本当に出すべきか疑問に思う。

報告書を100ページ書く労力を使うなら、文献を漁り学術論文4~5本を
書いた方が余程創造的だし業績になる。また、自分のものにならない
機材や書籍を逐一相談しなければ買えないというのはどうかと思う。

むしろ今年決めたこととして、ある国家資格を2つ受験するというのがあり、
これは(まだ早計ながら)退職後やその他一大事の際に他の仕事に
就き易いというメリットがある。
であるならば資料室に積まれ学術文献データベースにも載らない報告書に
翻弄されるよりも、自分自身のために時間と費用を集約し、
基礎力を付けるのが先決のように思われるのだ。

というわけでカケンヒ以外はしばらく助成金への応募は控えてみようと思う。
という新年(度)の所信表明の修正表明でした。