査読の日々

先ほど、とある国際学会の世界大会の発表原稿の査読を終えた。
合計で3本、いずれも博士課程の大学院生のものと思われる。
最終的に1本をリジェクトし、2本を合格(但し改善要望付き)に。

国際学会への投稿レベルが如何ほどかを知る目的で査読に参加したけれど、
やはりいい論文とそうでないものは、それが何語で書かれていようと
読み進めていくと次第に、というか結構すぐに判明してしまう。

大きな学会(世界中で会員は数千人規模)なので査読も非常にシステマティック。
日本のように紙にコメントを書いて渡すようなことはせず、項目ごとの
採点や特記事項の記入を全てサイト上で処理してしまう。
(論文自体もPDFでダウンロードする)

でも確かにやって良かった。
自分の査読結果がどこまで他の査読者と同じか知りたいところだけど、
おおよそこのレベルで書いていけばいいのだなというのが
分かっただけでも大きな収穫でありました。


最近は研究科内の査読誌や修士論文など、指導院生の論文読みが
非常に多く、時間があれば査読やチェック読みしている感じ。
さらに来年度のシラバス作成等や2月の入試事務なども控えるけど、
時間をみつけては自分の論文執筆に頑張ろう。